2010年05月22日
漁場管指示の決定日と,上流域保護のための地元協議会について
現在,当会を始めとする各団体は,千歳川王子第4ダム~第1烏柵舞橋間の釣り禁止のみでなく,自然環境保全の方策を打ち立てるべく,千歳市に,条例化による保護を要請しています.これは,北海道内水面漁場管理委員会(漁場管)の指示はあくまで年単位での限定的な措置で,もし今年度の解禁が見送られるとするなら,それはあくまで地元自治体が条例化による禁漁化を目指すための準備期間,という意味合いであり次年度は解禁となる公算が大きいためです.逆に言うと,自治体が条例化を目指すという意思を示さない限りは,漁場管による禁漁指示の延長は見込めないわけです.この決定は5月25日に行われる漁場管ワーキンググループでなされる予定です.

これを受け,去る5月17日に千歳市役所において,「千歳川上流域の今後に向けた打ち合わせ」が行われました.出席したのは当会,「しこつ湖自然体験クラブ トゥレップ」,「千歳の自然保護協会」,「千歳市民の飲み水を守る会」,千歳市,(独)水産総合研究センターさけますセンター千歳事業所です.
条例化による上流域の保護を目指すとしても,条例が一朝一夕で制定できるわけではありません.ヤマメ釣り解禁日である今年の6月1日には絶対間に合わないことは明らかです.このため,今回の会合では,条例化を目指す準備として,また万が一漁場管で禁漁措置が継続されないということになった場合の受け皿として,上流域の動植物を保護するための対策協議会の設置が検討されました.打ち合わせに出席した各団体・市・さけますセンター,及び関係官庁・団体・企業によって組織される見込みです.
漁場管の禁漁措置が継続となった場合は,釣りに関するルールはこれまでのまま,条例化を目指すために最低1年の猶予ができます.この場合は,できるだけ速やかに条例の骨子を固め,市に制定に向けての手続きを促していくことになります.しかし,5月25日の段階で禁漁措置が継続されず,本年6月1日から上流域が法的には釣り可能となってしまう場合,この区間を守る手だてがありません.そこで暫定的ではありますが,対策協議会を設置して自主ルールを定め,文書・看板などを通して上流域への立ち入り自粛を呼びかける,という方向が打ち合わせで決定されました.

ただ,自主ルールでは効果に限界があるものと思われますので,当会を始めとする各団体はこの協議会を,半永久的に自主ルールを継続するためのものではなく,あくまで条例化を前提とした暫定組織であるととらえています.また漁場管の決定がどうであれ,できるだけ早急に条例化へのステップを踏み出すよう,市に要請を続けています.

5月25日の漁場管の決定が迫っています.当会を始めとして,千歳市内外,北海道内外から頂戴した多数の署名の意義を尊重した決定となることを願うばかりです.

これを受け,去る5月17日に千歳市役所において,「千歳川上流域の今後に向けた打ち合わせ」が行われました.出席したのは当会,「しこつ湖自然体験クラブ トゥレップ」,「千歳の自然保護協会」,「千歳市民の飲み水を守る会」,千歳市,(独)水産総合研究センターさけますセンター千歳事業所です.
条例化による上流域の保護を目指すとしても,条例が一朝一夕で制定できるわけではありません.ヤマメ釣り解禁日である今年の6月1日には絶対間に合わないことは明らかです.このため,今回の会合では,条例化を目指す準備として,また万が一漁場管で禁漁措置が継続されないということになった場合の受け皿として,上流域の動植物を保護するための対策協議会の設置が検討されました.打ち合わせに出席した各団体・市・さけますセンター,及び関係官庁・団体・企業によって組織される見込みです.
漁場管の禁漁措置が継続となった場合は,釣りに関するルールはこれまでのまま,条例化を目指すために最低1年の猶予ができます.この場合は,できるだけ速やかに条例の骨子を固め,市に制定に向けての手続きを促していくことになります.しかし,5月25日の段階で禁漁措置が継続されず,本年6月1日から上流域が法的には釣り可能となってしまう場合,この区間を守る手だてがありません.そこで暫定的ではありますが,対策協議会を設置して自主ルールを定め,文書・看板などを通して上流域への立ち入り自粛を呼びかける,という方向が打ち合わせで決定されました.

ただ,自主ルールでは効果に限界があるものと思われますので,当会を始めとする各団体はこの協議会を,半永久的に自主ルールを継続するためのものではなく,あくまで条例化を前提とした暫定組織であるととらえています.また漁場管の決定がどうであれ,できるだけ早急に条例化へのステップを踏み出すよう,市に要請を続けています.

5月25日の漁場管の決定が迫っています.当会を始めとして,千歳市内外,北海道内外から頂戴した多数の署名の意義を尊重した決定となることを願うばかりです.