2011年10月30日
10月30日,秋の清掃を行いました.

午前9時集合で第一烏柵舞橋上流の清掃を行いました.
上流域にはインディアン水車をくぐり抜けたサケが多数遡上していました.
例年よりも多い印象でした.

当日,他のイベントもあったりしたためか,集合した人数は十数名とやや少なめでしたが,約1時間半かけて,右岸を中心にゴミ拾いをしました.
木々の葉が落ちていて川岸がよく見え,タバコのフィルターや空き缶,ペットボトルなどの回収が容易でした.

第一烏柵舞橋より上流には何カ所もの湧水が流れ込んでいました.
こういったきれいな水がサケマスの産卵床を育む気がしてなりません.
本日午前中だけでこのエリアに二人ほど入釣していましたが,果たして足元の産卵床を意識されていたかどうか,非常に心配でした.

王子第4ダムが見えるところまで行って引き返しました.
昨年までと違いクルマの進入が不可能になっているため,産業廃棄物や家庭ゴミなどの不法投棄は少なく,集まったゴミは比較的少なめでした.
ただ,タバコ,飲み物など,恐らく釣り人が捨てたと思われるゴミが大多数で,解禁になった影響も感じられました.

戻ってきてから,千歳道の駅のショップ「イトウ」の提供で,暖かい豚汁が振る舞われました.

千歳市,水産総合研究センター千歳さけます事業所の御協力に感謝申し上げます.
また御参加いただいた釣り人を始めとする皆様にも改めて御礼申し上げます.
上流域は今後も見守り続けていきますが,来年は千歳川の中でもよりゴミが多いエリアでの清掃活動を検討しています.
春の清掃会は5月下旬に行う予定でおりますので,御参加・御協力を宜しく御願い申し上げます.
2011年10月17日
千歳川・秋の清掃活動は10月30日(日)です.
当会の恒例行事である秋の河川清掃活動の日程と場所は下記の通りです.
日時:平成23年10月30日(日) 午前9時スタート
清掃範囲:千歳川第1烏柵舞橋~王子製紙第4ダム付近
↓(画像をクリックすると詳細と集合場所が分かります)
千歳市の環境審議会では今回清掃活動を行うエリアについて,千歳川上流域保護対策協議会からの要請などを受けて第1種環境保全地区に指定する方向で検討を行っています.
貴重な自然が残され,サケ・サクラマスをはじめとする野生動植物の観察をしつつ,御一緒にゴミ拾いを致しましょう.
※昨年,一昨年の清掃活動の際はかなり冷え込みが厳しくなりました.
参加各位においては,防寒の準備を怠りませぬよう,重ねて御願い申し上げます.
なお,開催年を一時誤って表記していたことをお詫びし,上記に訂正申し上げます.
日時:平成23年10月30日(日) 午前9時スタート
清掃範囲:千歳川第1烏柵舞橋~王子製紙第4ダム付近
↓(画像をクリックすると詳細と集合場所が分かります)

千歳市の環境審議会では今回清掃活動を行うエリアについて,千歳川上流域保護対策協議会からの要請などを受けて第1種環境保全地区に指定する方向で検討を行っています.
貴重な自然が残され,サケ・サクラマスをはじめとする野生動植物の観察をしつつ,御一緒にゴミ拾いを致しましょう.
※昨年,一昨年の清掃活動の際はかなり冷え込みが厳しくなりました.
参加各位においては,防寒の準備を怠りませぬよう,重ねて御願い申し上げます.
なお,開催年を一時誤って表記していたことをお詫びし,上記に訂正申し上げます.
2011年10月11日
10月8日,トゥレップの自然観察会.
しこつ湖体験クラブ・トゥレップ主催の秋の自然観察会に参加してきました.
参加者は子供8名を含む総勢40名でした.
第一烏柵舞橋下の園地に集合して,最初にトゥレップの中原さんから上流域保全に関する今までの経緯の説明、千歳川上流域保護対策協議会に属する4団体の紹介がありました.
その後、観察経路の説明があり、最近、頻繁に出没しているヒグマの生態、スズメバチに関する話を聞き最後に山を歩くときの注意事項等を習い、その後4つのグループに分かれてスタートとなりました.

行程は千歳川水中の観察、ウサクマイ遺跡見学、第4発電所までの遊歩道周辺の草花、昆虫・動物等の観察、孵化場資料館の見学等3時間少々の散策でした.

トゥレップの観察会では,毎回非常に興味深い説明をして下さいます.
例えば、川辺に自生するヨシ1本は1㌧の水を浄化する機能を持っているそうです.
また、カワシンジュガイは清流でなければ生息できず,水中に放たれた卵が鱒類のエラに付着して移動し,ある程度成長したところで川底に落ちるというサイクルで繁殖しているため,鱒類が大きく関わっているのだということです.


残念ながら時間切れで王子製紙第4発電所までは到達できませんでしたが,春の観察会とはまた違った顔を見せる秋の上流域の自然を満喫してきました.
この散策の間に釣り人が8人確認できました.
そのうち4名はふ化場内で釣りをしていました.
フライ6名、ルアー2名で餌釣りの方ははいませんでした.

王子第4ダムから第一烏柵舞橋までの区間は,法的には禁漁ではありませんので,釣りをされている方を咎め立てすることはできませんが,川底にサクラマスなどの産卵床が展開されている可能性の高い区域ですので,足元にどのくらい注意を払われているのか少々心配になりました.
上流域での釣りは遠慮頂きたいということは以前から申し上げておりますが,秋のこの時期は産卵床のこともあり,特に入釣を避けて頂ければ,と強く思います.
参加者は子供8名を含む総勢40名でした.
第一烏柵舞橋下の園地に集合して,最初にトゥレップの中原さんから上流域保全に関する今までの経緯の説明、千歳川上流域保護対策協議会に属する4団体の紹介がありました.
その後、観察経路の説明があり、最近、頻繁に出没しているヒグマの生態、スズメバチに関する話を聞き最後に山を歩くときの注意事項等を習い、その後4つのグループに分かれてスタートとなりました.

行程は千歳川水中の観察、ウサクマイ遺跡見学、第4発電所までの遊歩道周辺の草花、昆虫・動物等の観察、孵化場資料館の見学等3時間少々の散策でした.

トゥレップの観察会では,毎回非常に興味深い説明をして下さいます.
例えば、川辺に自生するヨシ1本は1㌧の水を浄化する機能を持っているそうです.
また、カワシンジュガイは清流でなければ生息できず,水中に放たれた卵が鱒類のエラに付着して移動し,ある程度成長したところで川底に落ちるというサイクルで繁殖しているため,鱒類が大きく関わっているのだということです.


残念ながら時間切れで王子製紙第4発電所までは到達できませんでしたが,春の観察会とはまた違った顔を見せる秋の上流域の自然を満喫してきました.
この散策の間に釣り人が8人確認できました.
そのうち4名はふ化場内で釣りをしていました.
フライ6名、ルアー2名で餌釣りの方ははいませんでした.

王子第4ダムから第一烏柵舞橋までの区間は,法的には禁漁ではありませんので,釣りをされている方を咎め立てすることはできませんが,川底にサクラマスなどの産卵床が展開されている可能性の高い区域ですので,足元にどのくらい注意を払われているのか少々心配になりました.
上流域での釣りは遠慮頂きたいということは以前から申し上げておりますが,秋のこの時期は産卵床のこともあり,特に入釣を避けて頂ければ,と強く思います.
2011年10月10日
上流域に関する千歳市からの説明会.
このほど,千歳川上流域保護対策協議会関係団体に対する説明会が行われました.
昨年6月の千歳川王子製紙第4ダム~第1烏柵舞橋間1.8kmの釣り解禁に伴い,千歳市によって同流域の自然環境調査を昨年7月から今年3月末まで行われました.
今回はその調査結果の報告と今後の見通しについての説明会となりました.
その結果としては,
・既に「千歳市第1種自然環境保全地区」に指定されている地域と比べ多種の動植物が確認され,その中には希少種も複数含まれていた.
・遡上したサケを狙った天然記念物のオオワシ,オジロワシの飛来も確認された.
・釣り人の入り込みは7月がピークであった.釣り人による影響は,魚類などへの影響のみならず,植物の踏みつけによる影響も考えられる.
ということでした.
平成20年度に千歳市民を対象とした「千歳市の環境に関するアンケート調査」結果においても,当該地域は「自然環境を特に守っていきたいと思う地域」として第1位に選出されている,ということもあり,
・千歳川上流域は人の手が加わっていない豊かな自然に恵まれた市民の憩いの場所であり,貴重な財産である.
と報告書にまとめられています.
この結果を受けて,平成23年9月下旬に千歳市環境審議会による現地確認が行われ,次年度から千歳川王子第4ダムの下流400mからさけますふ化場内ふ化場橋までの流域を「千歳市第1種自然環境保全地区」に指定する方向で検討が行われているということでした.

千歳市第1種自然環境保全地区への指定は,禁漁を規定するものではなく,流域の自然環境を保全することがその目的ですが,その指定を通じて,周辺環境の変化による魚類への影響を軽減することが可能と考えられます.
今後も順調にこの計画が進んでいくことを期待したいと思います.
昨年6月の千歳川王子製紙第4ダム~第1烏柵舞橋間1.8kmの釣り解禁に伴い,千歳市によって同流域の自然環境調査を昨年7月から今年3月末まで行われました.
今回はその調査結果の報告と今後の見通しについての説明会となりました.
その結果としては,
・既に「千歳市第1種自然環境保全地区」に指定されている地域と比べ多種の動植物が確認され,その中には希少種も複数含まれていた.
・遡上したサケを狙った天然記念物のオオワシ,オジロワシの飛来も確認された.
・釣り人の入り込みは7月がピークであった.釣り人による影響は,魚類などへの影響のみならず,植物の踏みつけによる影響も考えられる.
ということでした.
平成20年度に千歳市民を対象とした「千歳市の環境に関するアンケート調査」結果においても,当該地域は「自然環境を特に守っていきたいと思う地域」として第1位に選出されている,ということもあり,
・千歳川上流域は人の手が加わっていない豊かな自然に恵まれた市民の憩いの場所であり,貴重な財産である.
と報告書にまとめられています.
この結果を受けて,平成23年9月下旬に千歳市環境審議会による現地確認が行われ,次年度から千歳川王子第4ダムの下流400mからさけますふ化場内ふ化場橋までの流域を「千歳市第1種自然環境保全地区」に指定する方向で検討が行われているということでした.

千歳市第1種自然環境保全地区への指定は,禁漁を規定するものではなく,流域の自然環境を保全することがその目的ですが,その指定を通じて,周辺環境の変化による魚類への影響を軽減することが可能と考えられます.
今後も順調にこの計画が進んでいくことを期待したいと思います.
2011年10月01日
千歳市環境審議会委員の上流域視察
千歳市が第1種自然環境保全地区への指定を検討している千歳川王子第4ダムから下流のエリアに,市環境審議会委員らの視察がありました.
詳細は9月29日付千歳民報の記事をご覧下さい.
近日,本件に関する説明会も開催される見通しで,来春の指定に向けて,市が着々と準備を進めているという印象です.
詳細は9月29日付千歳民報の記事をご覧下さい.
近日,本件に関する説明会も開催される見通しで,来春の指定に向けて,市が着々と準備を進めているという印象です.
