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2010年02月28日

千歳の自然保護協会との第1回協議を行いました.

2月27日(土),千歳市内で,「千歳の自然保護協会」と当会との会合を開催し,これまで当会が問題視している千歳川王子第4ダム~第1烏柵舞橋間が解禁した場合に生じると考えられること,及び今後の活動について,を協議しました.

同協会の方によると,これまで同区間は禁漁区であるにもかかわらず釣り人に遭遇することがあるとのことです.魚籠にヤマメやブラウン、大きなニジマス等の沢山の魚をキープしており、札幌市からいつも来ている,仲間もいつも入溪している,孵化場辺りは注意されるのでそれより上流で釣りをしている,と話す人がいたとのことでした。第1烏柵舞橋の駐車スペースにも禁漁の看板が立っているのですから,現在のルールを黙殺している手合いと思われます.禁漁の状況でもこういった輩が存在するわけですので,解禁となると大手を振って多数の釣り人が入溪し,魚が減少することが予想されます.
このほか,同協会によると,最近はワシ類の飛来も減ったそうで、季節を問わず人が大勢立ち入ると,ワシを始めとする野鳥もますます確認できなくなるのではないかと危惧されていました。
また,釣り人ではありませんが,驚くべきことに,右岸に付いている道路から猟銃を発砲している人も時にいるとのこと.注意したら慌てて逃げて行ったそうです.

道内水面漁場委員会指示が継続されている現在ですら,ルール無視の入溪は後を絶たないようです.委員会指示を千歳市条例で置き換えたとしても,このような釣り人が減少するかどうかは微妙ですが,強制力を持つルールが無くなり,自主規制程度のローカルルールになってしまえば,増加に転じることは恐らく間違いないでしょう.
条例化というのは,市議会の承認が必要であったりして,時間がかかり,手の込んだ作業となりますが,このエリアを,せめて現状維持で守るためには,自主的な申し合わせのようなルールではなく,きちんと現在の委員会支持に代わる条例の制定を目指すべきではないだろうか,という点で,同協会と当会は一致しました.
道内水面漁場委員会WGにおいても,千歳市がこのエリアの環境保全について条例化を目指すということであれば,その準備期間として,委員会指示を(つなぎの形で)継続する可能性が高いという見解が示されています.
当該地域における現在の環境をいかにして保全するかについて,我々の中で議論を深めた上で,千歳市には条例化を目指し,少なくとも今年に関しては委員会指示の継続が継続されるような努力をしていただけるよう,今後も働きかけていきたいと考えております.

次回協議の日程は調整中ですが,他の自然保護に積極的な団体が新たに参加し,何度か検討を重ねながら,よりよいルール作りを検討していく予定です.





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Posted by ふるさとの自然を考える会・web担当 at 22:53 │活動内容

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