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上記のお知らせは30日以上更新のないブログに表示しています。
記事を更新するとこのお知らせは表示されなくなります
  

Posted by naturum at

2010年02月28日

署名へのご協力,並びに御意見,ありがとうございました.

昨年11月から開始した,千歳川王子第4ダム~第一烏柵舞橋の禁漁継続を求める署名にご協力頂き,大変有り難うございました.
Web上での署名募集は2月末日をもって終了させていただきます.

地元千歳および,この問題を注視する各地の皆様の思いを伝えるべく,関係諸機関への提出のタイミングを測っております.
ご協力いただいた皆様,大変有り難うございました.

また,1週間という短い期間でしたが,ローカルルールに関する御意見を当会にお寄せいただき重ねて感謝申し上げます.
千歳市並びに市内関係団体との協議で改めて検討させていただきます.

なお,やはりローカルルールという形での自主規制ではなく,釣りのみでは対象ではない,何らかの環境保全に関する条例を制定して,このエリアを守るべきだという意見も根強く,早急に検討すべき課題となっております.

今後も,活動について随時報告したうえで,皆様の御意見を再びお寄せいただく時があるかと存じます.
御支援の程宜しく御願い申し上げます.

2010年2月28日 ふる里の自然を考える会  


Posted by ふるさとの自然を考える会・web担当 at 23:30お知らせ

2010年02月28日

千歳の自然保護協会との第1回協議を行いました.

2月27日(土),千歳市内で,「千歳の自然保護協会」と当会との会合を開催し,これまで当会が問題視している千歳川王子第4ダム~第1烏柵舞橋間が解禁した場合に生じると考えられること,及び今後の活動について,を協議しました.

同協会の方によると,これまで同区間は禁漁区であるにもかかわらず釣り人に遭遇することがあるとのことです.魚籠にヤマメやブラウン、大きなニジマス等の沢山の魚をキープしており、札幌市からいつも来ている,仲間もいつも入溪している,孵化場辺りは注意されるのでそれより上流で釣りをしている,と話す人がいたとのことでした。第1烏柵舞橋の駐車スペースにも禁漁の看板が立っているのですから,現在のルールを黙殺している手合いと思われます.禁漁の状況でもこういった輩が存在するわけですので,解禁となると大手を振って多数の釣り人が入溪し,魚が減少することが予想されます.
このほか,同協会によると,最近はワシ類の飛来も減ったそうで、季節を問わず人が大勢立ち入ると,ワシを始めとする野鳥もますます確認できなくなるのではないかと危惧されていました。
また,釣り人ではありませんが,驚くべきことに,右岸に付いている道路から猟銃を発砲している人も時にいるとのこと.注意したら慌てて逃げて行ったそうです.

道内水面漁場委員会指示が継続されている現在ですら,ルール無視の入溪は後を絶たないようです.委員会指示を千歳市条例で置き換えたとしても,このような釣り人が減少するかどうかは微妙ですが,強制力を持つルールが無くなり,自主規制程度のローカルルールになってしまえば,増加に転じることは恐らく間違いないでしょう.
条例化というのは,市議会の承認が必要であったりして,時間がかかり,手の込んだ作業となりますが,このエリアを,せめて現状維持で守るためには,自主的な申し合わせのようなルールではなく,きちんと現在の委員会支持に代わる条例の制定を目指すべきではないだろうか,という点で,同協会と当会は一致しました.
道内水面漁場委員会WGにおいても,千歳市がこのエリアの環境保全について条例化を目指すということであれば,その準備期間として,委員会指示を(つなぎの形で)継続する可能性が高いという見解が示されています.
当該地域における現在の環境をいかにして保全するかについて,我々の中で議論を深めた上で,千歳市には条例化を目指し,少なくとも今年に関しては委員会指示の継続が継続されるような努力をしていただけるよう,今後も働きかけていきたいと考えております.

次回協議の日程は調整中ですが,他の自然保護に積極的な団体が新たに参加し,何度か検討を重ねながら,よりよいルール作りを検討していく予定です.
  


Posted by ふるさとの自然を考える会・web担当 at 22:53活動内容

2010年02月22日

千歳川上流域のこれからをご一緒に考えていただけませんか?

当会のブログに目を通していただいている皆様方には,この記事をご覧頂き,千歳川王子第4ダム~第1烏柵舞橋間の解禁問題をある程度知って頂けたものと存じます.
禁漁継続の結論が道内水面漁場委員会で打ち出されれば,時間的余裕ができますので,じっくりとした議論が可能ですが,もし今年から解禁という結論が出た場合,残された時間はわずかです.

現在,当会では,千歳市や千歳市内の関係団体と,この問題への対応,特に禁漁継続のためのローカルルールの制定が可能かどうかという点について協議を進めています.

そこで,この記事のコメント欄を開きますので,皆様から御意見をお寄せいただきたく存じます.
内容に制限はございませんが,できれば下記の内容に絞って書き込んでいただければ幸いです.

1)禁漁継続のためのローカルルールの制定の是非
2)この区間の有効利用・ローカルルールの内容に関する提案
(例:自然環境を学ぶための地区として指定,他地域のキャッチアンドリリース区間のような厳格なルールを決めての遊漁利用,野生生物保護のため完全立ち入り禁止,など)

このコメント募集の締め切りは2月28日までとさせていただき,内容は当会および関係団体との協議で検討させていただき,有用と思われる内容をできる限り反映させたいと考えております.何卒宜しく御願い申し上げます.

なお大変勝手ではございますが,今回お寄せいただくコメントに対しては,当会から返信は致しません.あくまでご来訪いただいた皆様の御意見を吸収する場として,そのままの内容を受け取らせていただく所存です.失礼は平にご容赦下さい.
当会の回答を御希望される方は,本コメント欄ではなく,メール(furusatonature@yahoo.co.jp)に御意見・御質問をお寄せいただければ幸いです.


また,以下に該当すると判断した書き込みについては,削除させていただく場合がございます.
1.当会の活動の関係が無い内容.
2.特定の個人や団体を誹謗・中傷するような内容.
3.その他,当会が不適当と判断する内容.

多数のコメントが頂戴できるよう,重ね重ね御願い申し上げます.
  


Posted by ふるさとの自然を考える会・web担当 at 00:18Comments(4)御意見

2010年02月21日

千歳川上流域の現状と,これまでの私たちの活動

 当会は,千歳川王子第4ダム~第1烏柵舞橋間の禁漁解除の方針が明らかとなった2009年秋に,千歳市在住のメンバーが中心となって発足しました.背景には,独立行政法人水産総合研究センターさけますセンターの提言がありました.自分たちが日頃釣りを楽しんでいるその上流に,このようなエリアが残されていたことへの認識の薄さに気づかされると共に,遅まきながら,このエリアの環境をこれ以上悪化させないためにはどうすべきか,と考えてみました.道内でもヤマメ・サクラマス資源を放流に頼っている河川が多い中,サクラマスが自然再生産をしており,釣り人が入らない水域というのは非常に貴重ではないかと考えられるからです.通常は釣り可能なエリアが増えると喜ばしいのが釣り人ですが,ここで生まれ育つヤマメが,下流での釣りの貴重なターゲットとなっている可能性も考えると,あえて環境の変化を来さず,このままの状態で保全するのが良いのではないかと私たちは考えました.

 この区間の禁漁指示は元々,昭和56年から始まっています.当時は王子第4ダム~烏柵舞橋(第1烏柵舞橋の1.5km下流に架かる橋)約3.3kmの区間でした.それが平成19年,実に26年ぶりに範囲の縮小が同委員会でなされ,禁漁区は現在の範囲となりました.以来3年の間,(独)水産総合研究センターさけますセンター千歳事業所において,このエリアのサクラマス・ヤマメ・ブラウントラウトなどに対する調査が行われてきました.それがこの提言です.2009年夏に発表されたこのHPは,
「さけますセンターのサクラマス調査を目的とした禁止措置は残すところ1年となりましたが、行政機関、水産関係団体や釣り団体の理解の下、今後も当該区域の魚類の採捕禁止により、サクラマスの自然再生産を守っていく必要があると考えています。」
と結ばれています.

 この区間の禁漁は,北海道内水面漁場管理委員会が魚類採捕禁止措置を指示していることが根拠となっています.これまで2010年6月1日に解禁されるかどうかは,今年度に開かれる委員会ワーキンググループ(WG)で検討されること,WGの構成メンバーとして,道水産林務部,石狩支庁産業振興部,独立行政法人水産総合研究センター,千歳市などがあることの情報を得ることができました.非公式な形ではありますが,昨年12月には水産総合研究センターさけますセンター千歳事業所においてこれらの関係機関と当会の間で,また今年1月には千歳市内において,これらの諸機関の方々と当会を含めた地元千歳の自然環境関連団体とで情報交換ができました.現在も千歳市と連携して活動を続けています.

 これまで,得られた情報は,以下の通りです.
1)道内水面漁場管理委員会の指示というのは本来,緊急避難的措置であり,長期に継続すべきものではないこと.
2)またその原則から,この指示の継続は規制緩和の流れに逆行すること.
3)同委員会では,あくまで漁業資源としてのサケマスについてのことを検討し,自然環境,サクラマスの自然再生産,ヤマメも含まれる自然環境のサイクル,といった部分は議論の外にあること.
俗に役所の縦割り行政と言われますが,禁漁指示の経緯を考えると,関係機関としての立場からは以上の返答しか得られないのはやむを得ないところかもしれません.現実には同委員会指示の継続は厳しい状況です.
 
 しかし,さけますセンター千歳事業所から極めて明確なデータと,禁漁の継続が望ましいという見解が表明されながら,それを誰も深く検討せず,単純に期限切れと言うだけでこのエリアを解禁するのは拙速であると私たちは考えました.データを元に議論を深め,単純に解禁・禁漁ということだけでなく,魚類の個体数の減少,釣り人の進入などが,他の動植物も含めた環境にどういった影響を与えるか,ということをある程度見通した上で,有効な利用の仕方を模索していくのが本来あるべき筋道と思われます.長期間ではなく1-2年だとしても同委員会指示が延長されれば,市民や釣り人の間で議論を深めることが可能になります.

 この件に関して,当会としては昨年11月から王子第4ダム~第1烏柵舞橋間の禁漁解除反対の署名活動を開始し,現在に至ります.ご協力いただいた署名は,関係諸機関に提出し,市民及び全道・全国からこの問題が注目されている証とさせていただきたく存じます.同時に千歳市にも提出し,市民からの要望があることを同委員会WGでの議論でお伝えしていただく所存です.
 また,同区間については,同委員会指示を半永久的に適用できないと言うことは上記の情報から明らかと思われます.そのため,いずれ指示による禁漁が終了となった場合,何らかのローカルルールを制定してこのエリアを守れないかという検討を,千歳市と連携して現在行っています.当会のみでなく千歳市の自然環境関連の社会教育団体や,自然保護協会などとともに,釣り人の立場以外からもどのような利用法が最も良いかを考え,提言をまとめる方向で協議しています.

 署名は2月一杯で締め切らせていただき,3月の然るべきタイミングで提出を予定しております.まだ若干の日数がございますので,ご協力いただければ幸いです.
  


Posted by ふるさとの自然を考える会・web担当 at 21:03活動内容