上流域に関する千歳市からの説明会.
このほど,千歳川上流域保護対策協議会関係団体に対する説明会が行われました.
昨年6月の千歳川王子製紙第4ダム~第1烏柵舞橋間1.8kmの釣り解禁に伴い,千歳市によって同流域の自然環境調査を昨年7月から今年3月末まで行われました.
今回はその調査結果の報告と今後の見通しについての説明会となりました.
その結果としては,
・既に「千歳市第1種自然環境保全地区」に指定されている地域と比べ多種の動植物が確認され,その中には希少種も複数含まれていた.
・遡上したサケを狙った天然記念物のオオワシ,オジロワシの飛来も確認された.
・釣り人の入り込みは7月がピークであった.釣り人による影響は,魚類などへの影響のみならず,植物の踏みつけによる影響も考えられる.
ということでした.
平成20年度に千歳市民を対象とした「千歳市の環境に関するアンケート調査」結果においても,当該地域は「自然環境を特に守っていきたいと思う地域」として第1位に選出されている,ということもあり,
・千歳川上流域は人の手が加わっていない豊かな自然に恵まれた市民の憩いの場所であり,貴重な財産である.
と報告書にまとめられています.
この結果を受けて,平成23年9月下旬に千歳市環境審議会による現地確認が行われ,次年度から千歳川王子第4ダムの下流400mからさけますふ化場内ふ化場橋までの流域を「千歳市第1種自然環境保全地区」に指定する方向で検討が行われているということでした.
千歳市第1種自然環境保全地区への指定は,禁漁を規定するものではなく,流域の自然環境を保全することがその目的ですが,その指定を通じて,周辺環境の変化による魚類への影響を軽減することが可能と考えられます.
今後も順調にこの計画が進んでいくことを期待したいと思います.
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